五島弁やたくっブログ(はてな)

五島列島の独特の表現をもつ五島弁の会話を活写したいと思います。「やたくっ」とは、しゃべり過ぎのことです。

(短歌)多く繁るなハンタウイルス

アマビエがもう手に負えないと言ってるぞ多く繁るなハンタウイルス

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中国武漢発祥コロナの頃、阿鼻丸という薬の名前の当て字を思いついた。近ごろ報じられるウイルスに繁多の字を重ねてしまうが、阿鼻叫喚の巷再来は御免であるからケシカラン言葉遊びだとは思っている。

 

(短歌)脅すあなたは電信柱

電柱を見るたび思えデブだぞと脅すあなたは電信柱

(電柱の啓蒙広告を見て詠む)

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近所の電柱に行政の啓蒙広告が掲示されていた。年に一度の検診時にメタボ宣告を受け続けているが、無理して痩せようとは思わなくなった。それはともかく、ほとんど死語の「電信柱」には「飛行場」に似た懐かしい響きを感じる戦後18年目生まれである。

 

(短歌)今年また麦の実りの秋(とき)迎え

今年また麦の実りの秋(とき)迎えジョッキに溢れる泡を夢想す

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「秋」の字を訓読みで「とき」と読むのを知ったのは三国志を読んだ時だったような気がする。生活圏では麦秋を迎えている。収穫された麦はビールや焼酎の原料になるという。

(佐賀県内にて)

(五島弁・番外編・時事とか余話)いっだなんでんへんなか

≪発音や言い回しが五島弁≫
【用例】
来週はみゃーひ29℃ ち予報に書いちょったよ。鯉のぼりも片付かんうちに真夏ん来てしまうよ。いっだなんでんへんなか
【一般語訳】
来週は毎日29℃と予報に書いていたよ。鯉のぼりも片付ないうちに真夏が来てしまうよ。いくらなんでも変だ

(写真はイメージとしてで五島にてではありません)
 
 

(短歌)バラを見るたび思い出すけど

薔薇(そうび)なる難しい漢字を書けませんバラを見るたび思い出すけど

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読めるが書けない漢字はたくさんあるが、薔薇も書けない。練習して覚えたとしても何日記憶がもつことか・・・。久留米市美術館に行ったら広いバラ園にさまざまな品種が美しく咲いていた。まさに花盛りであったが、薔薇の字は書けない。庭師のお兄いさんに、きれいなものを見せてもらってありがとうと言うと、ニカッと笑った。

 

(短歌)駅ピアノ 見かけるたびに思います

駅ピアノ 見かけるたびに思います もしもピアノが弾けたならばと

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駅に置かれたピアノを上手に弾いているのに出会うと立ち止まって聞き入ってしまう。

どこの駅でだったか忘れたが、高校生男子が上手に弾いているのに聴きいって、発車間際まで聞いていたことがある。

(久留米駅にて)

 

(短歌)背伸びしながら歩いてみたよ

初夏の風 色まで青く澄み渡る 背伸びしながら歩いてみたよ

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有明海沿いの干拓堤防を散歩した。干潟ではムツゴロウがぴょこぴょこ動いていた。

 

(短歌)騙しのメールを駆除削除する

詐欺どもがあの手この手で送り来る騙しのメールを駆除削除する

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半年くらい前に、たまたまネット通販で物を買ったタイミングに配達詐欺メールが来て、危うくひっかかりそうになった。実に巧妙に迫って来る詐欺とまで日々戦わなければならない面倒な世の中だ。数日前に件名が中共簡体字の詐欺メールが来ていたが、わかりやすい親切な詐欺に思えたぜ。

 

(短歌)ひと手間かけて甘露味わう

新茶買い祖母の遺品の宝瓶(ほうひん)でひと手間かけて甘露味わう

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祖父が焼き物好きだったらしく、旅のお土産として祖母が貰ったらしい九谷の湯さましと何焼だかわからない取っ手のない急須である宝瓶が手もとに残っている。普段は安価な茶をぞんざいに入れて飲んでいるが、時間もできたことだしちょっとだけていねいにお茶を入れる暮らしをしようと思う。ああ、余韻が違う。

(五島弁)ずっきゃあ ずっきょすっ

ずっきゃあ ずっきょすっ・・・でくわす 鉢合わせする ぶつかる
 
【用例】
◎◎は、こないだジェットホイルで元嫁とそん彼と ずっきょして隣ん席じゃったっちた。あんびゃくっのわるかったっち言いよったよ。
【一般語訳】
◎◎は、このあいだジェットホイルで元嫁とその彼と鉢合わせして隣の席だったんだって。居心地が悪かったって言ってたよ。

 
 

(短歌)妄想の夢は枯野を駆け巡り

妄想の夢は枯野を駆け巡り樹木さえもがコケティッシュに見え

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ここでいう枯野はワタクシの頭頂部とその中身のことであります。

(写真は過日旅先の筑後の公園にて)

 

(短歌)表示の文字が小さくてイヤ

使わない機能だらけのリモコンの表示の文字が小さくてイヤ

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表示の文字が小さいばかりでなく、ボタンのサイズまでが小さくて、そそっかし屋としてはしばしばスマホ画面の押し間違い同様操作を誤ってしまう。バカにされているような気もするが「らくらくスマホ」みたいならくらくリモコン、機能を絞ったシンプル機器でいいんだけど。

 

(短歌) いにしえ人の辛苦尊し

石穿(うが)ち命の水を導きし いにしえ人の辛苦尊し

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佐賀県武雄市の灌漑用庭木ダムの周囲を散歩した。左回り右回りして約一時間。大正時代の石を加工した導水管が展示されていた。

 

(短歌)街は生きもの姿変えゆく

解体や工事建設繰り返し街は生きもの姿変えゆく

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日々、建物や道路や田畑が変わってゆく様子に出会う。何年か前の散歩中に、「街は生きものだなぁ」と心の中でつぶやいたその言葉が脳内に定着してしまっている。

(写真は過日近所を散歩中の時のもの)

 

(五島弁)しこ しこら

しこ しこら・・・〇〇だけ 〇〇する分だけ
 
【用例】
A「元気しちょったかね?商売は順調んごちゃっね。」
B「どがんかこがんか 食ぶっしこらは稼ぎよっよ。」
【一般語訳】
A「元気にしてた?商売は順調みたいだね。」
B「どうにかこうにか 食べていく分だけは稼いでいるよ。」