五島弁やたくっブログ(はてな)

五島列島の独特の表現をもつ五島弁の会話を活写したいと思います。「やたくっ」とは、しゃべり過ぎのことです。

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

(短歌)除夜の鐘声枕頭に聞く

~おおつごもりに~百八の消せぬ煩悩清めゆく除夜の鐘声(しょうせい)枕頭(ちんとう)に聞く・・・・・・・今年最後の一首を詠んで、過ぎし一年の感謝とします。(画像は今年四月に旅行した奈良の東大寺)

(五島弁)こどん

◆こどん・・・子供【用例】お菓子ば買(こ)うちょかんばね。こどん の喜びそうなっば選ばんば。とっしょれ んお茶請けじゃなかっじゃてん、羊羹や煎餅は買うなよ。【一般語訳】お菓子を買っておかないとね。子供の喜びそうなのを選ばないと。年寄りのお茶請…

(五島弁)ひっちゃぶっ

◆ひっちゃぶっ・・・思い切り破る【用例】さあ、障子ん張替じゃてん しっぱっ ひっちゃぶってしもっよかぞ。【一般語訳】さあ、障子の張替だから かたっぱしから破ってしまっていいよ。☆しっぱっ・・・全部

(短歌)屠蘇を漬け元日ばかりは朝酒を

屠蘇を漬け元日ばかりは朝酒を呑む楽しみを思う大晦日朝(おおみそかあさ)・・・・・・酒が好きなだけかもしれないが、屠蘇の香りが好きだ。屠蘇の包みを開けると夏目漱石の俳句が記してあった。・・・・・・金泥の鶴や朱塗の屠蘇の盃

(短歌)苔守る古い祠(ほこら)に清らかな

苔守る古い祠(ほこら)に清らかな幣(ぬさ)たてまつりあらたまを迎う・・・・・散歩道の神社で拝礼。しめ飾りが新しく直されて、歳あらたまるを感じる。ふだん掃除しないところを二時間ほど掃除したら疲れた。来年はもうちょっとマメにやろう。(写真は嬉…

(五島弁)ことっ ことる

◆ことっ ことる・・・疲れる【用例】ふだん掃除せんところば ふんだん に登って拭いたっして半日ぎばったら ことっ てイッピャ呑もごてなったよ。【一般語訳】ふだん掃除しないところを踏み台に登って拭いたりして半日働いたら疲れて一杯呑みたくなったよ。

(五島弁)おせっそ

◆おせっそ おせっそ餅・・・鏡餅【用例】おせっそは三十日までに飾らんばいなかっぞ。大みそかに飾っ一夜飾りはすっもんじゃなかっぞ。【一般語訳】鏡餅は三十日までに飾らないといけないよ。大みそかにする一夜飾りはやっちゃいけないいことだぞ。

(短歌)夢はカタチのたいせつな部品

今日を生き明日を創る夢を見て夢はカタチのたいせつな部品・・・・・1988年12月7日の読売新聞に出会った。平成改元のひと月ほど前でバブルのころ。記事は電通のマーケティング視点での近未来予想。現在を予見してほぼそのようになっているものもあり…

(五島弁)ぎっはっ

◆ぎっはっ・・・婚礼や不祝儀にかかわる出費【用例】今月は結婚式に法事に葬式続きで ぎっはっ にざまにいっぴゃ使(つこ)たよ。【一般語訳】今月は結婚式に法事に葬式続き「お包み」にとてもたくさん使ったよ。☆ざまに・・・とても

(五島弁)おめだす おめだした

◆おめだす おめだした・・・思い出す 思い出した【用例】おっどんが子どんの時じゃてん50年ばっかっ前んこっば おめだしたよ。そん頃は自動車の正面に注連飾り(しめかざり)ばすっ人はけっこうおったもんたい。タクシーはしっぱっしちょった。【一般語訳…

(短歌)消えゆくもののなつかしみにあり

道行きて心を捉え離さぬは消えゆくもののなつかしみにあり・・・・・・江戸時代ぐらいまでの古い痕跡を見るのがこよなく好きである。歩いてみたくなるのはそうした場所と大都会。懐古とあこがれ。来年旅するところもいくつか決めてある。(写真は今月初旬に…

(五島弁)てんぷら てんぷらかんぼこ

◆てんぷら てんぷらかんぼこ・・・揚げかまぼこ すり身揚げ【用例】もう閉店したばって、〇〇屋のてんぷらはざーまにうんまかったっよな。地元の魚ば骨ごとミンチして、ジャリジャリ・モチモチした食感がなんとも言えずうんまかった。流通商品で白かカンボコ…

(五島弁)かっぽばこっ

◆かっぽばこっ・・・頬を打つ びんたを張る 横面をはたく【用例】昔ん映画ば見よったら、若い娘が恋人ん男に「ばか!大嫌い!」ちゆっかっかっぽばこっ シーンのあったよ。あっぱか女じゃったよ。【一般語訳】昔の映画を見ていたら、若い娘が恋人の男に「ば…

(五島弁)どあってんこあってん

◆どあってんこあってん・・・どうしてもこうしても なにがなんでも【用例】◎◎は痛風でいたかめにおーちょっとけ、どあってんこあってん、食ぶごちゃっもんは食ぶっとちゆっ、真子や白子ばしゃーしゃ食ぶっとで、再発が心配ち奥さんのくどめっじょったよ。【…

(短歌)船待つ係船柱(ボラード)静かに眺める

耳奥に汽笛の音を残しおき船待つ係船柱(ボラード)静かに眺める・・・・・・物は知っているがその名を知らぬ船をつなぐ道具を調べてみたら、通称ボラードで日本語では係船柱とか繋留柱と呼ばれるそうだ。立ち寄りびとには旅情を誘う港の景色だ。

(五島弁)かっくん

◆かっくん・・・①削り節 削った鰹節(おかか) ②カンナがけした時の削り屑【用例】白菜漬けと冷ややっこには かっくん ばかけんば一味足らんもんねぇ。☆掻き屑の転訛ではないかと推測しています

(五島弁・番外編・時事とか余話) サイバーぬひと

◆ぬひと・・・泥棒昨日は航空会社と銀行がサイバー攻撃におっ、各方面に被害のあったよな。しばらく前にはDMMが500億使く サイバーぬひとにおうたよな。北朝鮮のしわざち警察は発表したてん、あっどがしわざじゃろじゃんな。ぬひといんへちゃむくれもーん…

(五島弁)なまんくさか

◆なまんくさか・・・生臭い【用例】なんじゃろフライパンの なまんくさか よ。こないだ魚ばソテーしたあとによーと洗(あろ)うちょらんごちゃっよ。【一般語訳】なんだかフライパンが生臭いね。この間魚をソテーしたあとによく洗えてないみたいだ。

(短歌)たたたたと両手を揃え行き来した

たたたたと両手を揃え行き来した雑巾がけを思い出す床・・・・・・飫肥城の藩主居住屋敷の縁側の板張りを見て、バケツに汲んだ水を使って掃除をしたことを思い出した。いったいどこを掃除していたのか確かには思い出せないが、じょじょに濁っていくバケツの…

(五島弁)かっぶせ

◆かっぶせ・・・磯の岩や防波堤や消波ブロックに付着した牡蠣殻【用例】観光客ん人ん磯ば裸足で歩いて かっぶせ ば踏んで怪我して血だらけぞ。知らんもんちなおそろしかね。【一般語訳】観光客の人が磯を裸足で歩いて牡蠣殻を踏んで怪我して血だらけだよ。経…

(五島弁)つんかっつぎ

◆つんかっつぎ・・・次から次と【用例】忘年会5回、あいさつまわり、あっちもこっちも大掃除、暮れは つんかっつぎこなさんば歳ん明けんよ。

(短歌)そのくれなゐは冬のやさしさ

山茶花と椿の見分けがつきませんでもそのくれなゐは冬のやさしさ・・・・・以前、見分け方を調べたことがありましたが、身に付きません。山茶花さんゴメンナサイ。椿さんゴメンナサイ。

(五島弁)ぶっつ

◆ぶっつ・・・泡 【用例】 ◇先生「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし 」ここで出てくっ うたかた はなんのこっか、〇〇、答えっみれ。 ◇生徒「はい、泡、五島弁…

(短歌)八百万(8000000・はっぴゃくまん)のひとつなんです

この国のおおかたの人に降誕の祭りは八百万(8000000・はっぴゃくまん)のひとつなんです・・・・・・ 今日、先端に団子のついた赤い帽子をかぶった、もしくはかぶらされたGSの店員とコンビニの店員を見かけた。日本人は寛容にして忙しい民族になってしまっ…

(短歌)同門の縁で題目を唱ふ

先輩の母の葬儀に参列し同門の縁で題目を唱ふ・・・・・葬儀に参列すると、帰宅してからもしんみりとしてしまう。無常迅速にして臨終の事を学ぶべしと、いにしえの高僧は語られしとか。南無妙法蓮華経・合掌

(五島弁)とおぼ

◆とおぼ・・・十 (数詞方言)【用例】みかんば箱で買(こ)うたてん持って帰らんかな? とおぼ ぐらいなら荷物にもならんじゃろ。【一般語訳】みかんを箱で買ったから持って帰らないか?10個ぐらいなら荷物にならないだろう。

(五島弁)やたくっ やたくり

◆やたくっ やたくり・・・過剰なおしゃべり 【用例】あん人ん やたくり ちは聞いちょったばって、話のなんかなんか。逃げ出すとに苦労したよ。 【一般語訳】あの人がおしゃべりだとは聞いていたけれども、話が長い長い。逃げ出すのに苦労したよ。

(短歌)飫肥産の杉天を突き伸ぶ

過ぎし日の転居で空いた本丸に飫肥産の杉天を突き伸ぶ・・・・・・・飫肥城の本丸は江戸時代の前期に地震に見舞われ、隣の現在の小学校が転居先の本丸だったそうだ。綺麗に区画された城のなか全体に並び立つ大きな杉の木は実に不思議な景色だった。

(五島弁・番外編・時事とか余話)ぬひといんへちゃむくれもーんだ!

◆ぬひといんへちゃむくれもーんだ!・・・子供が喧嘩した時に発する罵倒語で「ぬすっと野郎のろくでなし!」といった意味合い。【用例】このところん税制論議じゃばってさな、あんインナーとかいうパンツとまっがうごちゃっもんどんが、どあってんこあってん…

(五島弁)かんげ

◆かんげ・・・髪の毛【用例】メノハやヒジキば食べれば かんげ ん黒なっち言うもんのおっばって、あら迷信ち思うよ。【一般語訳】ワカメやヒジキを食べれば髪の毛が黒くなると言う人がいるけれども、あれは迷信だと思うよ。