2009-01-01から1年間の記事一覧
「食育」という言葉が定着してきている。 時代とともに、さまざまな言葉が生まれてくる。 「食育」という言葉そのものは明治に造られた言葉のようだが、あまりなじみのある言葉ではなかった。 しかし、数年前に食育基本法ができてから、しばしば耳にするよう…
長崎の「おくんち」の時に、和服の正装した女性が、石畳に正座して音曲を奉納するときの、凛とした風格と風情を思い出す。 天領時代に貿易の余禄で特殊な経済環境にあった長崎の町人気質。 身分は町人ながら、武士のような役割を果たした「町役人」が多数い…
最近見た映画や本の感想を手短に語る「一言レビュー」です。 映画・「モナリザ・スマイル」 もう一度見て見たい味わいのある映画だ。 外から植えつけられた価値観と、内から湧き出す価値観の相克。 刻々と選択を繰り返しながら人生は進んでいく。 後戻りは、…
自身をとりまく経済環境について言えば、確かに困難な状況である。 しかし、困難があると燃えるタイプである。 近ごろ会社でよく同僚に言う。 今は出るクイしか役に立たない、と。 どんな組織でも、順風太平の時には、出来上がった世界に君臨する権力と、そ…
人生の先輩が、ある講演会で講師の先生から聞いた言葉だという。 「食べ物は自分の材料」 当たり前のことだが、大事なことに気づくことができた。 食べ物に関心を払わなかったり、粗末に扱うことは、よい自分をつくることに反する。 けっして美食という意味…
志を持って郷里を離れるトトにアルフレイドが言う。 のほほん書斎オススメの映画「ニュー・シネマパラダイス」が、今夜遅く、NHK-BSで放送される。 ラストシーンのほろ苦さがたまらない。
私の会社の上司(役員さま)である、ニックネーム「勝喜ちゃん」が作る無農薬アイガモ農法でつくる米がこの秋も収穫された。 さっそく分けてもらって白米に精米して炊いてみた。 このところ玄米を食べてきたので、まぶしいくらいのピッカピカに見える。 うま…
先日、テレビで放送された鬼平犯科帳の映画版を見ていたら、当時の公共交通機関である、京都ー大阪間の淀川を上り下りしていた三十石舟が、枚方に停泊したところに漕ぎ寄せてきて、「酒くらわんかー、飯くらわんかー」と物売りする、通称「くらわんか舟」の…
農相、スーパーの産直批判 名古屋で卸売市場視察(共同通信) - goo ニュース ニュースから わたしのように、流通の川上(生産する立場に近いほうをさす流通業界用語)にいると、近年の流通環境の変化を身に沁みて感じる。 その実感から言えば、消費者のために…
一言レビューカテゴリーですが、映画を見ながら湧き出したイメージを語ってみます。 淡々と描かれる、山桜の季節から翌年の山桜が咲くまでの物語に、自分の人生を重ねて思う。 心の旅をしたからである。 この映画の原作である、藤沢周平の小説は、とても短い…
浅漬けづくりが面白い。 塩分にさえ注意すれば、いいことづくめである。 「いいこと」を「尽くして」みると、 ①残り野菜が利用できる ②ヘルシーなおかずやつまみになる ③酢を使えば、日常的に酢をとることができる ④添加物だらけの漬物を買わなくてよい ⑤い…
同僚からカボスをいただいた。 浅漬けに使ったら、さぞよい香りがするだろうと思い立ち、冷蔵庫を見ると大根があった。 小さめに刻んで、軽く塩もみして、唐辛子と味の素をちょちょっとふって、かぼすと合わせてつけてみた。 ・・・・・・待つこと一夜。 狙…
近所の書道教室の前を通った。 子供たちが稽古に集まっていた。 玄関には、靴が整然と揃えて並べてある。 「脚下照顧」の言葉を思い出した。 ガキのころ、靴を揃えないで家に上がろうものなら、家から追い出されんばかりに こっぴどく叱られてきた身としては…
ラストシーンに感動する。 時代や政治の圧力から、法曹人は完全に独立していなければならない。 自由に発言できない世の中ではすべてが歪むのだろう。 人を裁くということと法の運用について考えさせられる映画である。
天下り「徹底的に総括」…仙谷行政刷新相(読売新聞) - goo ニュース 子供のころは、つかみ合ったり、殴りあったりのケンカがよくあったものだしよくやったものだ。 その時に活躍したのがギャラリー達だ。 ケンカがはじまるとわーっといっせいに現場に駆け寄っ…
サスペンスのような物語にのせて、人の心のなかに住む鬼や畜生そして人間や仏の姿が表現されて、自身を見つめさせられる。 志村喬と千秋実が、誤解を乗り越え、互いを認め合い、人の心のなかの「仏」と出会い、互いに拝みあうようにして別れる秀逸のラストシ…
先日、早朝のさわやかな秋の気配の空気を楽しみながら散歩した。 近所の桜の大きな木の根元には色を秋色に染めた葉っぱたち。 そして、木には棚状のきのこが生えていた。 このきのこは、猿の腰掛けと呼んでいたような気がするが、さて、どうでしょう。 休日…
3時間を越える作品に、人間世界の古今東西で共通の、栄枯盛衰のドラマがイタリア貴族の姿を借りて描かれている。 若き日のアラン・ドロンや、熟年のバート・ランカスターなどの俳優を楽しむ余禄もある。 長らく、名誉と志がつくってきた文化が崩壊する。 に…
世論調査報道によれば、まもなく迎える30日の衆議院議員の選挙結果しだいでは政権政党が代わるかもしれないようだ。 もし、そうなったときに、空騒ぎと尻馬乗りが大好きなこの国のマスコミは、ちょっとした失策や矛盾を見つけては「期待はずれ」などとたち…
何歳ぐらいまでだったろうか、寝るときに着るのはパジャマではなく「寝巻き」だった。はっきりとは憶えていないが、柄はかすりで素材はネルだったような気がする。 ようするにバカボン状態。 着物とは無縁の暮らしをしているようだが、江戸から明治へ、明治…
一番歳の近い従兄に、大学を出たあと曹洞禅の修行僧として得度した人がある。 私も含め、親戚一同大きな驚きの出来事だったが、彼なら立派な禅師になるだろうという思いで、たまに聞く消息に安堵と賛嘆の念を抱いていた。 先日、彼の父である叔父が亡くなり…
昔看板です。 今日は嬉野の景色。 湯煙を目にするメインの商店街から国道に向かう路地の運送屋さんが醤油の取次店もしているようです。 こういう商売をしていた親戚がいたので、店の風情がなんとも懐かしい。
「目に見えないものが目に見える世界を支えている・・・」 博士が語る言葉が魅力的だ。 記憶障害を持つ、心優しい数学の博士と家政婦とその息子の交流。 息子は大人になって数学の教師となる。 初めて担当する教室の最初の授業で、生徒たちになぜ自分に「ル…
ベトナムから半身不随になって帰還したロンが「愛国者」の集会で戦争反対を主張するロンを非難する群集に叫ぶ。 「真実を語る者にツバをかけるのか!」 為政者やそれを利用しようとする者たちは、自分たちに都合の悪い真実を隠そうとする。 万人の都合を良く…
たまに、スーパーで寿司やら弁当やお惣菜を買う時がある。 レジで「箸は何本お付けしますか?」と聞かれることがほとんどだ。 自宅に持ち帰るときにはお箸をもらうことはないが、出先で食べる時には、「一膳ください」と行ってお箸を一膳いただく。 箸は○膳…
友情と愛が、時を経た長い思いを超えてより強くなる。 思春期の娘の、出来事を通じての、新芽が伸びるかのような速さでの心の成長。 バレエという、美しい身体表現芸術の素晴らしさ。 ラストシーンとタイトルバックも秀逸。
見終わって、もう一度見たいと思った。 静かな山村。 がんばり過ぎて心に無理がきて体調を崩した女医と、彼女を優しく支える夫が都会から夫の郷里の山村に移住する。 山里に暮らす人たちの姿と自然の美しさが、声を失ったが優しい微笑を絶やすことの無い若い…
「学校」シリーズの第4作。 ものごとに疑問をもち、なかなか自分の現在の身のまわりと妥協できない純な十五歳の「四門出遊」の物語。 いいかげんに妥協しないということは、己との峻烈な闘いである。 家出という手段には問題があるが、彼が「遊行」を通して…
作詞家の阿木耀子さんの話をインターネットラジオで聞いた。 人生にはふたつのソウゾウリョクが大切だと考えているという。 一つは想像力。 そしてもう一つは創造力。 ・・・経験や知識を総動員してのイメージする力とイメージする心のエネルギー。 そして、…
心優しい男が冤罪で死刑になる。 信じる心と、どうにもならない制度や法規・・・・・ ピアニストの板橋文夫さんのブログで知った映画だが、日本でも始まってしまった裁判員制度を絡めて、考えさせられる映画である。