五島弁やたくっブログ(はてな)

五島列島の独特の表現をもつ五島弁の会話を活写したいと思います。「やたくっ」とは、しゃべり過ぎのことです。

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

(短歌)流域の人の確かな暮らし

川底に光る磁器片物語る流域の人の確かな暮らし ・・・・・・ 市街地の川や水路に陶磁器食器のカケラを見かけることがある。石や砂とあきらかに違う粒粒辛苦の人造物に、作った人や使った人の暮らしの息吹を感じたりしている。

(五島弁)びんぼゆすっ

◆びんぼゆすっ・・・貧乏ゆすり 【用例】 びんぼゆすっ はげさっかてんすっな、ち躾られたもんじゃばって、膝や股関節ん健康保持によかっち研究結果ん記事んでちょったよ。 【一般語訳】 貧乏ゆすりは下品だからするな、と躾られたものだけど、膝や股関節の…

(短歌)星あひの後朝(きぬぎぬ)染めて灼熱の

星あひの後朝(きぬぎぬ)染めて灼熱の朝日袂(たもと)を乾かしゆかむ ・・・・・・ 擬古調に。柄にもなく恋愛ロマン。ゆうべは旧暦七月七日。

(五島弁・番外編・時事とか余話)へんなかこっばすっ

《更迭大臣の復権事案》 ◆へんなかこっばすっ・・・変なことをする 【用例】 自民党ん中んこっじゃばって、失言で辞めさせた江藤代議士ば党内新組織の農業構造転換推進委員会の委員長にすっとちた。「農林族」の大物らしかてん、手腕人脈影響力に期待されて…

(五島弁)ほそびっ

◆ほそびっ・・・細いひも 【用例】 昔は ほそびっでキビらんば郵便局で小包ば送られんじゃったっぞ。 【一般語訳】 昔は細いひもで「ひもがけ」をしていないと郵便局で小包を送れなかったんだぞ。

(五島弁)もってさるっ もってさるく

◆もってさるっ もってさるく・・・持ち歩く 【用例】 パスポートは もってさるかんで金庫に入れちょけよ。おっちゃかしたっ、かっぱられたっしたら帰ってこられんぞ。 【一般語訳】 パスポートは持ち歩かないで金庫に入れとけよ。落としたり、盗まれたりした…

(短歌)「拝啓」の次の言葉に立ち止まる

「拝啓」の次の言葉に立ち止まる挨拶とは言えそらぞらしくて ・・・・・・ 残暑の候と書いておけば無難ではあろうが、この時期のお決まり雛形は晩夏立秋初秋向秋早涼新涼処暑などなど。当地は向こう十日ほどは気温三十度超え予報。ご自愛ください。「敬具」 …

(五島弁)よがん よがむ 

◆よがむ よがん・・・歪む 傾く 【用例】 こん額縁は左さん よがんじょっぞ。せっかっのよか絵の値打ちん下がっぞ。 【一般語訳】 この額縁は左に傾いているぞ。せっかくのいい絵の値打ちが下がるぞ。

(五島弁)よばるっ

◆よばるっ・・・ご馳走になる ご相伴にあずかる 【用例】 A「よかとけ来た。せっかっじゃもんの一杯(いっぴゃ)呑んで行けよ」 B「およ、よばるかね。」 【一般語訳】 A「いいとこに来た。せっかくだから一杯呑んで行けよ」 B「そうだね、ご馳走になろうか…

(五島弁)おしょる おしょっ

◆おしょる おしょっ・・・折る 【用例】 びゃあらはもっと短(みじこ)う おしょらんば、たっつけには使いにっかぞ! 【一般語訳】 枝はもっと短く折らないと、薪の焚き付けにするのに使いにくぞ!

(五島弁・番外編・時事とか余話)キツネンゴシュゲンでカタブッのしてボヤツイテとっこだ

《にわか雨・夕立の季節》 【用例】 晴れちょっち思っ油断しちょったらキツネンゴシュゲンでカタブッのしてきて洗濯物ばボヤツイテとっこだよ。 【一般語訳】 晴れているからと思って油断していたら「狐の祝言」(天気雨)のにわか雨が降ってきて洗濯物をあ…

(短歌)またもうんざり役人用語

調べても意味のわからぬ「ホームタウン」またもうんざり役人用語 ・・・・・・ 次から次と非日本語の行政用語や施設名が登場して嫌になるが、気取っているのか何かを煙に巻こうとしているのか。わからぬ私が勉強嫌いだったからバチが当たっているだけなのか。

(五島弁)ひょーくっ ひょうくる

◆ひょーくっ ひょうくる・・・からかう 揶揄する 【用例】 あっも大変ねぇ。親が偉かったばっかりに 七光り七光り ちひょーくられっ。つんだㇶげだ。 【一般語訳】 あいつも大変だねぇ。親が偉かったばっかりに 七光り七光りとからかわれて。かわいそうだね。

振り向けば乗り越えるための力受くと六十路(むそじ)を過ぎて聴いた曲思う

振り向けば乗り越えるための力受くと六十路(むそじ)を過ぎて聴いた曲思う ・・・・・・ 生活環境の変化と、定額での聴取環境の充実で、聴く音楽の幅も量も人生最大の日々だが、聴くのが辛くなった音楽もある。何かを乗り越えるために養分のように薬のよう…

(五島弁)よごじょっ

◆よごじょっ よがんじょっ・・・ゆがんでいる ☆「よがむ」の活用形 【用例】 A「よかったぞイタリア旅行は」 B「何が面白かったか?」 A「ピサの斜塔はほんなこて よごじょったよ。あら面白かった」 【一般語訳】 A「よかったぞイタリア旅行は」 B「何が面白…

(短歌)ある青春確かにありし

ある青春確かにありし解く家の壁に貼られた女優のポスター ・・・・・・ 木造民家の解体は通りから見えることがあり、そこに住んだ人の人生の一部を感じさせる。半世紀近く前になる十代から二十代のころに人気のあった歌手や俳優のポスターが見えることがあ…

(五島弁)いっしょまっしょ

◆いっしょまっしょ・・・一生 一生涯 死ぬまで 【用例】 あらよー、あがはそんなこっどんしよれば人かっ いっしょまっしょ 笑わるっとぞ。 【一般語訳】 あーあ、君はそんなことなんかしていれば人から死ぬまで笑われるぞ。

(短歌)影は見えねどあるを信じて

闇夜をも新月と呼ぶやさしさよ影は見えねどあるを信じて ・・・・・・ 夜出歩くことはきわめてまれになってしまったが、日々の月の形の絵のついたカレンダーで空を思っている。今日は旧暦七月一日の「新月」。今夜は闇夜。 (昨日23日に公開するのを忘れて…

(五島弁・番外編・時事とか余話)サカミン(逆水)

あれは「おまじない」だったのだろうか、それとも有効な「治療」だったのだろうか・・・・・子供のころ、金魚鉢の金魚が弱って横になって浮いてくると、「サカミン」を飲ませるといって尾びれを水から出して金魚鉢の壁にくっつけてしばらく「逆立ち」した状…

(五島弁)かんがっつっ

◆かんがっつっ・・・しがみつく 【用例】 こん写真ば見てみれ。猿ん子のママ猿に かんがっついちょっとのざまにみじょかよ。 【一般語訳】 この写真を見てごらん。猿の子がママ猿にしがみついているのがとってもかわいいよ。

(短歌)未熟見抜いて鵜呑みにするな

立ち止まれ軽佻浮薄にAI礼讃未熟見抜いて鵜呑みにするな ・・・・・・ 目覚ましい進歩を遂げているAIだが、まだまだあやうい。 もっともらしく「しれーっ」と誤った情報を出すので、妄信は禁物だと日々思う。 おや?なんだか違うと思ったら、ちょっと立ち止…

(五島弁)めん

◆めん・・・(鶏などの)メス 【用例】 ウチん鶏は めん しかおらんてん、おんば連れっこんば子の増えんよ。 【一般語訳】 ウチの鶏はメスしかいないから、オスを連れてこないと子が増ないよ。

(五島弁)おん

◆おん・・・(鶏などの)オス 【用例】 今度かやった雛は オン ばっかっじゃったっちた。タマゴにはあたぐらんぞ。 【一般語訳】 今度かえった雛はオスばかりだったんだって。タマゴにはありつけないね。

(五島弁)あせくっ

◆あせくっ・・・(物を)探すために物をさわる ひっかきまわす 【用例】 部屋ば片付けと掃除としてもらいたかっじゃばって、この辺の本と書類は あせくらんでくだはれ。使う順番に分けちょってんね。 【一般語訳】 部屋を片付けと掃除とをしてもらいたいんだ…

(短歌)男泣きとは不適切か

女でもそうでなくても泣くものを男泣きとは不適切か ・・・・・・ 映画を見て涙して「男泣き」という言葉を思い出しました。「不適切」の三文字が水戸黄門物語の印籠みたいに思える今日この頃です。がちがちよりは、ゆとりが欲しいと思っております。不適切…

(五島弁)かたぶっ かたぶり

◆かたぶっ かたぶり・・・局所的なにわか雨 【用例】 A「あがん車は濡れちょっばって、雨ん降ったっか?」 B「大波止んニキだけざーっち降ったっち」 A「かたぶっのしたばいね」 【一般語訳】 A「君の車は濡れているけど、雨が降ったのか?」 B「大波止のあ…

(短歌)量が多くて安いのを買う

自販機の水の種類は多々あれど量が多くて安いのを買う ・・・・・・ 終日外にいる時には持参した分では足りずにコンビニや自販機で買うことになるが、商品によって水の味の違いというものはいくぶんあるようだけれども、何かでなくてはならないというこだわ…

(五島弁)ずべ 

◆ずべ・・・お尻 (ずべんす・・・肛門) 【用例】 こん子はもう、ズボンのずれっ ずべ ん見えちょっじゃん。 【一般語訳】 この子ったら、ズボンがずれてお尻が見えているじゃないの。

お台場・・・五島市福江の石田城址の台場

写真は、五島市福江の石田城址の台場である。 現在では、埋め立てられて陸地が増えているが、江戸時代はここから先は海で、異国船からの海防目的もあって築城された城跡らしい構えだ。 完成したのが文久三年(1863)というから、維新までほんのわずかの…

(短歌)悉皆成仏お施餓鬼供養

それぞれの因縁因果を弔いて悉皆成仏お施餓鬼供養 ・・・・・・ 三界萬霊を供養する人間界という六道のうちのともがらの心やさしやと思う八月十六日。