五島弁やたくっブログ(はてな)

五島列島の独特の表現をもつ五島弁の会話を活写したいと思います。「やたくっ」とは、しゃべり過ぎのことです。

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

(五島弁・番外編・時事とか余話)地獄(じごっ)にそびき込まるっとぞ

《八月十六日の施餓鬼供養の日の言い伝え》 ◆ 【用例】 十六んちは墓と海や川に行ったらいなかっぞ。地獄(じごっ)の釜ん蓋ん開く日じゃてん、亡者かっ地獄(じごっ)にそびき込まるっとぞ。 【一般語訳】 十六日は墓と海や川に行ったらいけないんだぞ。地…

(短歌)浮世は暑くなったと話すか

灯篭で迎えて送る父母先祖浮世は暑くなったと話すか ・・・・・・ 故郷ではお盆の三日間は夕方よりお墓に灯篭をいくつか灯し、家の玄関や軒先にも一灯提げる。 遥かなる彼岸十万億土へつつがなくお帰りください。来年も、此土安穏を保つ努力をしてお迎えいた…

(五島弁)むげらしか

◆むげらしか・・・残酷だ むごい 【用例】 なんば言うたちかんば言うたち戦争だけは早(は)よ終わらせんば、罪のなか子供まで怪我したっ死んだっして、いっだなんでんむげらしか。 【一般語訳】 何が何でも戦争だけは早く終わらせないと、罪のない子供まで…

(五島弁)かすっ

◆かすっ・・・食べさせる 【用例】 盆の十五日ん晩は、お墓ん灯篭掛けば片付けたあとウチにやうっやんご集まって、子どんには冷やしたスイカば かせっ 大人はノミカタばすっとが年中行事になっちょっとち。 【一般語訳】 盆の十五日の晩は、お墓の灯篭掛けを…

(短歌)三尺二寸の緑の稲穂

実をつけていざ垂れなんと天を衝く三尺二寸の緑の稲穂 ・・・・・・ 就いていた仕事では、私の年代くらいまではまだ業界用語に尺寸の単位が生きていた。 今でも特定の物品には尺寸の方が大きさをつかみやすい。 今朝、田んぼの脇を歩いた。風に香ばしさを感…

(五島弁・番外編・時事とか余話)はらかいてみせたばって嬉しそうにしちょった

《お盆の里帰りピーク時期》 【用例】 昨日〇〇君は遊びに来た孫かっ「じいじ、テレビばっかり見てると頭が悪くなるんだよ」ち咎められたっちた。「わがはゲームばっかっしちょっくせこしゃくれた」ち、はらかいてみせたばって嬉しそうにしちょったよ。 【一…

(短歌)敬意なきゲリラ雷雨という用語

敬意なきゲリラ雷雨という用語天津御神(あまつみかみ)も怒りたもうぞ ・・・・・・ 言いたいことはわかりますが、おてんとうさまは攻撃を仕掛けているのではありますまい。いわゆる「温暖化」が原因なら天に唾してブーメラン。天は穢れとウソが大嫌い。

(五島弁)しっべた

◆しっべた・・・お尻 【用例】 ずーっと座ってゲームばっかっしよれば、しっべたかっ根の生えっくっとぞ。たいがいぶりにして違うこっもせんば! 【一般語訳】 ずーっと座ってゲームばっかりしていたら、お尻から根のが生えてくるんだぞ。いいかげんにして違…

あの世には慣れてきたかと問いかける初盆という風雅のこころ 

あの世には慣れてきたかと問いかける初盆という風雅のこころ ・・・・・・ 今年も幾人かお世話になった方や縁のあった方が冥土へ旅立った。親族の方は初盆であらためてしんみりとされることだろう。 死者の魂が家に帰って来るので迎え、もてなし、見送るとい…

(五島弁・番外編・時事とか余話)せっかっの機会じゃったとに つんだひかったね

◆ひがなひーじゅ ひㇶて・・・両語とも一日中 ◆つんだひか・・・かわいそう 【用例】 連休は ひがなひーじゅ 雨続きじゃったね。明日もひㇶて降っ予報になっちょっよ。 子供たちは親と過ごすせっかっの機会じゃったとに つんだひかったね。 【一般語訳】 連…

(五島弁)うんじゃくされ

◆うんじゃくされ・・・あいにく 残念なことに 【用例】 あいたよー。台風ん向きん変わって、こっちさん向こっくっもんじゃてん、うんじゃくされ船は欠航ばい。旅行は延期。しょんなか。 【一般語訳】 あらー。台風の向きが変わって、こっちへ向かって来るも…

(短歌)幸福への意思胸に刻んで

流れ行く時を帆に受け進み行け幸福への意思胸に刻んで ・・・・・・ 母は長崎の爆心地付近の工場で女学校の同級生とともに勤労奉仕をしていたが、被爆二か月前に代用教員として工場を離れて爆死を逃れた。毎年8月9日の11時2分には泣きながら黙祷していた。…

(五島弁)なすっ なーすっ

◆なすっ なーすっ・・・茄子 なすび (発音が五島弁的) 【用例】 なすっのいっぴゃこっぴゃ生(な)ったもんの、天ぷらと味噌コロにして食べたらうんまかばい。 【一般語訳】 茄子がとてもたくさん生(な)ったから、天ぷらと味噌コロにして食べたら美味し…

(短歌)スマホの奴隷になりはしないぞ

ガラケーとお別れしてから12年スマホの奴隷になりはすまいぞ ・・・・・・ 最後に所持した、それこそ「電話」の写真が出てきた。お釈迦様が「心の主とはなれ心を師とせざれ」と諭されているというが、「スマホの主とはなれスマホを主とせざれ」 としょっち…

(五島弁・番外編・時事とか余話)ばたぐるっキッギャ

【用例】 平和祈念式典でそうどもうどすっやっだ、例えば告別式でわーわーおめいてばたぐるっキッギャじゃろじゃろじゃん。いっだなんでんくろかんこっのなか。 【一般語訳】 平和祈念式典で場違いな大騒ぎをする連中は、例えば告別式でわーわー叫んで暴れる…

(五島弁・番外編・時事とか余話)そびっだす すびく すびっ

◆すびく すびっ・・・きりきりと傷む 【用例】 いっだなんでん暑かもんじゃてん、かき氷機ばそびっだしてガリガリ削って食べたら歯にすびっ。キンキンすっ 【一般語訳】 いくらなんでも暑いものだから、かき氷機を引っ張り出してガリガリ削って食べたら 歯が…

(短歌)席すぐ埋まる夏の図書館

開館ださあ闘うぞと受験生席すぐ埋まる夏の図書館 ・・・・・・ 夏休みなどの長期休暇中や土日祝日は図書館で勉強する十代が多いので、なるべく行かずに暇人が席を埋めないようにしている。努力が実りますように。

(五島弁・番外編・時事とか余話)夕立はキツネンゴシュゲンじゃったよ。

◆きつねんごしゅげん・・・天気雨 【用例】 A.「昨日の夕立はキツネンゴシュゲンじゃったよ。」 B.「なんかそんドイツ語は?」 A.「ドイツ語じゃなか五島弁ぞ。きつねの祝言。天気雨たい。」 B.「そうね、子どんの時に婆ちゃんや爺ちゃんが言いよったね。」 …

(短歌)邪魔ん婆と呼びたくなっちゃいますよ

道塞(ふさ)ぎ会話に夢中のおかみさん邪魔ん婆と呼びたくなっちゃいますよ ・・・・・・ 時おり経験するのだが、食品店の商品の前でおしゃべりに熱中するおばさんたち。 見たい商品が見られず買うわけにもいかないもどかしさを感じつ行ったり来たりして、解…

(五島弁・番外編・時事とか余話)おとろしかこちなっていっばい

野党第一党が勝てるチャンスに批判の多か現政権を守って内閣不信任案ば出さんち言うとは翼賛政治時代到来ばいね。おとろしかこちなっていっばい。「民主」の党名も変えっくれんかね。 【一般語訳】 野党第一党が勝てるチャンスに批判の多い現政権を守って内…

(五島弁・時事とか余話)いなびかっのしてかんなっどんの鳴って・・・

いなびかっのしてかんなっどんの鳴って雨ん降ってきてぬっだらしか。したらしか。のさん。 【一般語訳】 稲妻が光り雷が鳴り雨が降ってきて暑苦しい。じめじめする。耐え難い。

(短歌)大根おろして溜飲下ろす

世の中はおろしおろしとかまびすし大根おろして溜飲下ろす ・・・・・・ かんべんしてほしい。

(短歌)ガリガリかじるゴーヤのマリネ

種とワタ栄養豊富と教えられガリガリかじるゴーヤのマリネ ・・・・・・ ということで、野菜は皮とか種などを可能な限り食べるようにしている。 お手軽な薬膳ということで、手抜きではないことにしておきます。

(五島弁)たぎらかす

◆たぎらかす・・・沸騰させる 湯をぐらぐらと沸かす 【用例】 庭先(にわさっ)の手水鉢んミンの陽の強かもんじゃてん、たぎらかしたごてあっとなっちょったよ。 【一般語訳】 庭先の手水鉢の水が陽が強いものだから、沸かしたように熱くなっていたよ。 (画…

(五島弁)ひっつっ ひっちっ

◆ひっつっ ひっちっ・・・くっつく 貼りつく 【用例】 あっだ仲んよかちゃわかっばって、こんヌッカなかで ひっつっさるっじょっとん、見ちょっだけで暑苦しかよ。 【一般語訳】 あの子たちは仲がいいのはわかるんだけど、この暑いなかでくっついて歩き回っ…

(短歌)旧が引き出す今の状態

旧派閥旧ツイッターに旧教会旧が引き出す今の状態 ・・・・・・ ラジオを聴いていると、消滅したとされるもしくは名称変更したものへの万能の枕詞として旧が使われているかのような今日このごろ。存在したではなく存在し続けているのでありましょう。と、旧…

(五島弁)ごちゃっ

◆ごちゃっ・・・(推量の意味合いで)〇〇みたいだ 〇〇のようだ 【用例】 こん、カニカマちいうかんぼこはようできちょっね。味、香り、身のばらけ方ん本物んカニんごちゃっよ。 【一般語訳】 この、カニカマというかまぼこはよくできているね。味、香り、…