常盤木の松は実をつけ栄えゆく邪気払いたもうご神木なり
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邪気に満ちた末法の世の感相変わらずの浮世であるが、清々しい景色に浄められる。

温暖化とかなんとかと言いながら年の瀬の街チカチカ光る
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日本人は妙な習性を身に着けたものだと思うアマノジャク的心情の短歌。
前進と未知へと進む象徴か明治の人の車輪の意匠
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大阪市公会堂のデザインの一部が鉄道の車輪に思えたが実際は違うのだろう。それぞれの分野で海外の進歩や合理性や美しさを手分けして学び取り入れ形にしていった明治人の進取の気性と強い意志を感じてそのように思えた。

落ち葉見て平安の古歌を思い出しこの秋ばかり朝清めすなと
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詠み人は知れないがある説話集で知った「殿守の殿のみやっこ心あらばこの春ばかり朝清めすな」を四十年経っても憶えている。よほど風雅に感じたものか、珍しかった雪の朝に、いつも誰かの足跡があった口惜しさを思い出しての執念か?

(大阪の生國魂神社にて)
山行けば獣害除く罠ありて猪ならぬ熊降りて来(く)な
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猪の被害も農作物をはじめ、車に体当たりされて大破した例を2例聞いた。そのうちのひとつは知人のだ。熊がカワイソウでは済まない現実がある。

秋の日の古刹の参道さまざまに彩る木々のアーケードかな
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国東半島の古刹両子寺に参詣しました。歌が湧いたので、功徳をいただいたと思うことにいたします。

素敵だな列車の窓にクリスタル乗りたいけれど敷居高くて
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列車旅をすると、「ななつぼし」なるクルーズトレインによく出会う。いやはや、敷居どころか雲の上の世界。ご旅行代金百漫円超えじゃ、とてもとても。。。
