五島弁やたくっブログ(はてな)

五島列島の独特の表現をもつ五島弁の会話を活写したいと思います。「やたくっ」とは、しゃべり過ぎのことです。

(短歌)明治の人の車輪の意匠

前進と未知へと進む象徴か明治の人の車輪の意匠

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大阪市公会堂のデザインの一部が鉄道の車輪に思えたが実際は違うのだろう。それぞれの分野で海外の進歩や合理性や美しさを手分けして学び取り入れ形にしていった明治人の進取の気性と強い意志を感じてそのように思えた。

 

(短歌)木漏れ日も陽だまりもある難波庭

木漏れ日に陽だまりもある難波庭(なにわにわ)大阪到着ちょっと休憩

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なんばパークスという空中庭園でひと休みしました。日本の観光地はほどよい人出でほどよく楽しめるようになっていますが、それでも各国からのお客さん多いですね。

 

(短歌)この秋ばかり朝清めすなと

落ち葉見て平安の古歌を思い出しこの秋ばかり朝清めすなと
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詠み人は知れないがある説話集で知った「殿守の殿のみやっこ心あらばこの春ばかり朝清めすな」を四十年経っても憶えている。よほど風雅に感じたものか、珍しかった雪の朝に、いつも誰かの足跡があった口惜しさを思い出しての執念か? 

(大阪の生國魂神社にて)



 

(短歌)鳥の声あり人の語は無し

里山の秋の景色はのどかなり鳥の声あり人の語は無し

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一時間ほど歩いて車三台と擦れ違い、鳥の声を聴いた。長閑。

「のどか」を変換したらこの二文字の漢字に変わった。

 

(短歌)デラシネと孤舟眺めて身を重ね

デラシネと孤舟眺めて身を重ね来し方行く末波に揺らるる

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潮騒の音を聞き、空と海と陸地の先の赤い灯台と白い灯台を眺めながら、ふとデラシネ(根無し草)という言葉を思い出してしばらくセンチメンタルを気取ったある日の午後。

☆写真は唐津城の近くの砂浜にて撮ったもの☆

(短歌)猪ならぬ熊降りて来(く)な

山行けば獣害除く罠ありて猪ならぬ熊降りて来(く)な

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猪の被害も農作物をはじめ、車に体当たりされて大破した例を2例聞いた。そのうちのひとつは知人のだ。熊がカワイソウでは済まない現実がある。

 

(短歌)特急ソニック床の刻印

通路までデザインされてて楽しいな特急ソニック床の刻印

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鉄道の旅では車両のデザインを観察するのも楽しい。通路や車両間の各所に素敵な工夫がしてあり、眺めては嬉しくなる。

ソニック883系車両・日豊本線

 

(短歌)彼岸と此岸繋がっていてと

五色(いついろ)のテープを伸ばし願い込め彼岸と此岸繋がっていてと

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昨日は佐賀県伊万里市の名村造船の工場と建造中大型貨物船乗船見学会に参加しました。巨大工場と巨大設備と広大な敷地に驚きの連続でした。完成して出港する式典の写真に、郷里の春の別れの季節の大波止風景を思い出す五色の紙テープで船出の見送りをする一枚がありました。

 

(短歌)連綿として時流れゆく

いにしえと現在(いま)の世の中寄り添いて連綿として時流れゆく

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旅先の市部で、しばしば見かける赤と白に塗られた電波塔は生まれ育った町にあったものと同じ形をしており、既視感をおぼえ、郷愁をもたらす。宇宙には衛星が輻輳し、十代に盛んに読んだSFは現在(いま)の世のこととなる。過去の美と風情は永らえてほしいと思う。(大分県中津城下町)

 

(短歌)返照今夕(へんしょうこんせき)古城に沈む

幾星霜日の出日の入り見守りし古城今夕(こんせき)返照(へんしょう)迎える

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人工物がその場所に数百年も年月を経てあり続ければ、魂と呼ぶべき神々しさを宿してくるように感じる。

大分県中津城

 

(短歌)「かわいい」がホームの端で待っている

「かわいい」がホームの端で待っている大分駅で降りる楽しみ

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大分駅の各ホームの宮崎側には展示室があり、そのなかのひとつに、Kana(ともひろかなこ)さんという作家さんの作品が常設してあり、たまに行くと作品が入れ替わっている。ヘビは嫌いだが、今年1月に見た干支のヘビがかわいかったのでファンになった。

 

(短歌)彩る木々のアーケードかな

秋の日の古刹の参道さまざまに彩る木々のアーケードかな

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国東半島の古刹両子寺に参詣しました。歌が湧いたので、功徳をいただいたと思うことにいたします。

 

(短歌)乗りたいけれど敷居高くて

素敵だな列車の窓にクリスタル乗りたいけれど敷居高くて

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列車旅をすると、「ななつぼし」なるクルーズトレインによく出会う。いやはや、敷居どころか雲の上の世界。ご旅行代金百漫円超えじゃ、とてもとても。。。